boyshな女の子
結構あけすけに言われたが、
なんだかそこが気に入った。
アハハハハハと腹を抱えて笑う。
「確かにピッタリだな」
「矢川先輩以外に頼める人いないんです…だからお願いしますっ」」
さっきまでとは違い、勢いよく腰を曲げたもんだから一瞬驚いた。
そんな様子を見て無意識のうちに手が香奈ちゃんの頭に伸びる。
「俺がついてれば絶対に安全だから。 安心しろよ?」
「は、はい」
頭を撫でただけで、顔が赤く染まった香奈ちゃんを見て守ってあげたいと思った。
こうして俺らの奇妙な関係は始まったんだ————