boyshな女の子
5分程歩いたところで可愛い喫茶店に着いた。
ドアを開けるとカランコロンと小気味よい音が響く。
「ここの紅茶本当に美味しいんですよ」
嬉しそうな香奈ちゃんにへぇーと頷く。
「何名様ですか?」
「2人です」
すかさず答えると店員は笑顔で席に案内する。
通されたのは窓際で通りがよく見える席。
そこで、俺はあるものの姿を外に見つけた。
「すいません…」
「なんでしょうか?」
「奥の方の席に変えてもらえませんか?」
店員は一瞬キョトンとしたがすぐにこちらです。と案内してくれた。