boyshな女の子
「おいしい~!!華鈴ももっと食べなよぉ~」
「いや俺そこまで甘いもの好きじゃないから……」
「もったいな~。食べ放題なのに…」
おかわり!そう叫んでバイキングコーナーに走っていく凪。
正直言って5個で俺はお腹いっぱいになったのに、あいつはもうこれで20個目だ。
あんな小さい体のどこにそれだけの量がおさまってるんだよ!
見てるだけで吐きそうになるわ。
俺も甘いものは普通に好きだけど、こんなに大量にはいらない。
視界の隅に凪の影が映る。
やっと帰ってきたかと振り向いた俺の顔は明らかに硬直した。
「混んでて大変だったの!」
嬉しそうに俺の向かいに座った凪の皿には5個以上のケーキが……。
もう、勘弁してくれ!!