Eternal Love -永遠の想いを君に-
こんなにも近くにいるのに、何だか遠い…。


あの頃が本当に嘘のよう…。


あっ……、チラッと目があった。


だけど、何だか居た堪れなくなって、視線を逸らした。


女子生徒たちの黄色い声が凄くて耳が痛い…。


サインを求める人もいて、大混雑。


そんな中、先生がやっと来て、マネージャーさんと一緒に校舎の中へと入って行った。


透夜が入って行くと、騒ぎは大分治まって、チラホラと帰っていく人が目に入り、

この学校の生徒たちも少しずつ、校舎へと戻って行った。


「なぁ、今の透夜だよな?」


「うん。何でここにいるんだろう?」


「さぁ?夢鈴、何か知ってるか?」


本当に、何で…。

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