Eternal Love -永遠の想いを君に-
私が困ってるときとか、

小さい頃はよく苛められてたんだけど、その度に勇矢が庇ってくれて、慰めてくれて、

元気付けてくれて、凄く頼りになる人なの。いつも一緒にいたから、

本当に当たり前すぎてその感情に気付けなかったの。

近すぎるって逆にヤダなってそのとき思ったの。小学校4年生の頃、

両親が出張で家にいなかったときがあってね、夜、大雨が降った日があったの。

で、雷とかも凄くてね、そうしたら急に停電になっちゃったの。

勿論、パニックになってて、どうしていいかわからなかったとき、

ふと勇矢の顔が浮かんだの」


「勇矢の顔が?」


「うん。浮かんで直ぐに勇矢に電話を掛けたの。そうしたら勇矢、

直ぐに駆け付けてくれて、朝までずっと一緒にいてくれたの。

不思議と勇矢といると心が落ち着いて、怖さもなくなっていったの。

それが、一番大きな切っ掛けだったんだ」


「そうだったんだ…」


「うん。いつの間にか、私の中で勇矢は掛け替えのない大切な、

凄く大きな存在になってたんだ」

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