Love&CocktailⅡ
あたしはニコニコしながら家事を始める。
今日はお店を開けるのは夜からだから、少し楽。
「〜〜♪〜〜♪」
あたしは鼻歌を歌いながら洗濯をしていた。
その時。
――ピンポーン…
部屋にチャイムの音が鳴り響いた。
ん?
誰だろ…。
宅配便かなぁ…。
あたしは不思議に思いながらも、モニターを覗く。
「はい、どちら様ですか?」
『あ、あの…。隣に越して来た池田ですが……』
「あ、はい!ちょっと待って下さいね」
あたしはモニターから離れると、玄関に向かった。
確か隣の部屋は空き室だったっけ。
「――はい」
あたしは玄関の扉を開けた。