Love&CocktailⅡ
「よ、よろしくお願いします…」
池田さんは苦笑いをしながら言った。
「こちらこそ」
優人さんはニコッと微笑むと、あたしの腰に腕を回した。
「行こう、乃愛」
「あ……うん…」
あたしは優人さんを見上げると、頷いた。
どうしよ…。
あたし、顔ひきつってたよね?
あたしはドキドキしながらも優人さんと一緒に部屋に入った。
――パタン…
扉が閉まり、あたしは固まってしまう。
思った以上に…池田さんと会ってしまったのは……あたしにとってかなりのダメージだったみたい。