Love&CocktailⅡ
「……乃愛?」
「あ〜疲れたなぁ…先にシャワー浴びてもいい?」
あたしは優人さんの声を遮るように言う。
2人で部屋に入り、あたしは浴室に向かおうとした。
その時。
――グイッ!
えっ……?
「きゃっ…」
いきなり腕を掴まれ、あたしの体は真っ白な壁に押し付けられていた。
顔の両脇には優人さんの腕。
目の前には優人さんの綺麗な顔。
優人さんに挟まれていて…逃げられない。
「ゆ、うと…さん……?」
「……乃愛、何があった?もしかして…隣の男か?」
ドクンッ!!
核心を突かれて、あたしは俯く。