Love&CocktailⅡ
「あ、優人!アンタ1週間後の創立記念パーティー、出るでしょ?」
「え?あぁ…あれって今年もやるのか?」
「やるみたいよ。うちの課長がそう言ってたし。確か家族は連れてきていいのよね」
「あぁ…確かそうだったな」
俺はスーツのポケットに手を入れた。
「それで…確かバーベースに立つバーテンダーが乃愛ともう1人乃愛の店で働いてる男の子らしいわよ?」
「えっ!?そうなのか!?」
そんなの初耳だ…。
つーか、乃愛からそんなことまったく聞かされてない。
「クスクス。気を付けなさいよ?優人」
リョウは不適な笑みを浮かべた。
「な、何がだよ……」
俺は不審な目でリョウを見る。