Love&CocktailⅡ
優人さんはTVを見つめたまま。
TVの光に照らされた優人さんの横顔を見つめているだけで…心臓がドキドキする。
「ん?どうした?」
優人さんはあたしの視線に気付いたらしく、優しい笑顔を向けてきた。
あ、この表情も好き…。
「ううん、なんでもない…」
あたしは優人さんの肩にちょこんと頭を乗せた。
すると優人さんはクスッと笑い、あたしの肩を抱いた。
今、この瞬間が一番落ち着く…。
あたしは顔を上げ、優人さんに微笑んだ。
優人さんは優しく微笑みながら、あたしの頬を撫でる。