Love&CocktailⅡ
優しく絡まる視線。
優人さんは頬を撫でる手を止め、髪を優しく撫で始めた。
「……乃愛」
優人さんは低く、あたしの名前を呼ぶと唇を近付けてきた。
あたしはゆっくり目を閉じる。
「……ん…」
そっと重なった唇。
優人さんは何度も角度を変え、キスをする。
あたしも答えるように舌を絡める。
お互いを貪り合うように口付けて、
お互いの存在を確かめ合う。
「はぁ……」
唇が離れ、見つめ合う。
優人さんはフッと微笑むと、あたしを優しく抱き締めた。