Love&CocktailⅡ
好きな女から求められて平然といられるワケがない。
俺は乃愛を連れ、浴室を出た。
彼女の体を綺麗に拭いてやり、タオルを巻くと彼女を抱き上げた。
きっと今夜は熱い夜になるだろう…。
そう思いながら。
「……っ…はぁ…優人さ…」
「……っ…乃愛…」
俺は熱くなった乃愛の体を優しく抱き締めた。
今夜は…出来るだけ優しく抱いてやりたい。
乃愛が…大事だから。
「乃愛、もう大丈夫?」
俺は乃愛の顔を覗き込む。