Love&CocktailⅡ
「大丈夫。誰も来ないよ」
「で、でもっ……んんっ」
あたしの願いは受け入れられず、再び熱く唇を塞がれてしまった。
優人さんはキスが上手い。
エッチも上手いけど、キスも凄く上手い。
激しいキスに絶え絶えになりながらも、あたしは優人さんのキスに酔いしれていた。
長い長い時間、唇を重ね続けるあたし達。
あたしの目には、もう涙が溜まっていた。
「やっ…も……無、理…」
キスを拒むあたしに、優人さんはフッと優しく笑った。
「ごめん。でも、やめてやれない」
優人さんは低い声でそう言うと、グッとあたしをエレベーターの壁に押し付けた。
手首をギュッと握り込まれ、キスの雨が降ってくる。
も……ダメ………。
あたしはガクッと膝を折った。