Love&CocktailⅡ
「ごめんな、大丈夫か?」
優人さんはあたしの靴を脱がせながら言った。
「うん、もう大丈夫だよ。」
あたしは胸に手を当てた。
もう正常な呼吸に戻ってる。
「そっか。良かった…」
優人さんは安心したようにネクタイを緩めた。
あ、今日上田さんと話したこと…言ったほうがいいかなぁ。
なんか黙ってるのも嫌だし。
よし。話そう!
「あ、あのね優人さん…あたし今日……上田さんと話したの」
「え!?上田と…?」
優人さんはかなり驚いたみたいで、目を見開いた。
そりゃそうだよね。
あれだけもめてたのに、普通にこんなこと言ったら。