Love&CocktailⅡ
「とにかく明日は頑張りましょうね。乃愛さんのお酒を楽しみにしてり方、きっと多いでしょうし」
「宇野くんだって絶対に期待されてるよ!宇野くんの作るカクテル凄く美味しいもん」
宇野くんはクスクスと笑った。
「ありがとうございます。いい先輩持ちました、俺」
そう言ってあたしにペコッと頭を下げてきた。
ホントに礼儀正しいなぁ、宇野くんは。
「今日は上田さんとは会うの?」
「いえ。アイツ今日、兄貴と会うらしいんですよ」
「えっ?上田さん、お兄さんいたんだ?」
あたしは少しびっくりした。
「はい。前にこのバーに来たことあるんですよ」
「えっ!?嘘っ!」
更に驚きだ。
まさかあたしのバーに来て下さってたなんて。