Love&CocktailⅡ
あたしはなんだかもどかしくなり、優人さんのスーツをキュッと掴んだ。
「乃愛……」
優人さんは少し唇を離すと、熱くあたしを見つめてきた。
ドキンと鳴る胸。
ヤバイ。
どうしよう…
心臓壊れそう……。
「続きは今夜な。楽しみにしてろよ」
優人さんは妖艶な笑みを溢し、あたしから離れた。
もうっ…。
あたしは恥ずかしくて俯く。
優人さんはクスッと笑うと、あたしの体を優しく包み込む。
「……じゃあ行ってくるな」
「ん……いってらっしゃい…」
あたしは優人さんの体にしがみ付きながら答えた。