Love&CocktailⅡ

「そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。俺だって好きな女を目の前にすれば我慢なんて効きませんから」




「う、宇野くんも…なの…?」




あたしは思わず聞き返した。




「はい。だからアユミにはいつも少し無理させてますね。終わった後は必ず腰が痛いと……」




「きゃ〜!いい!言わなくても分かるからっ////!!」




あたしは宇野くんの話を遮った。




すると宇野くんはクスッと可笑しそうに笑う。




「乃愛さんはピュアですね。長谷川さんが惚れるのが分かります」




「へっ?」




あたしはキョトンとして宇野くんを見上げた。




「俺はアユミが好きですけど…乃愛さんには乃愛さんにしかない魅力があります。きっと長谷川さんにしか分からないと思いますが」



そう言うと、宇野くんは優しく笑った。




宇野くんはカッコイイ。




アユミさんが好きになっちゃうのも分かるよ。




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