Love&CocktailⅡ
「上田さん、幸せだね。宇野くんみたいな素敵な人に愛されて」
「そんなことありませんよ。俺なんか長谷川さんに比べればまだまだです」
宇野くんは苦笑いを溢した。
「さてと。では今日の打ち合わせにでも行きますか」
「うん。そうしよっか!」
あたし達は会場を出て、打ち合わせ会場である大広間に向かった。
「――お疲れ様です!“Bar noa”さんでよろしいですか?」
「あ、はい。今日はよろしくお願い致します」
あたしは大広間前にいた受付さんに挨拶を返す。