Love&CocktailⅡ
うわ…。
見るからに受付嬢さんが宇野くんに見とれてる。
宇野くん、カッコいいからなぁ…。
「乃愛さん?どうかしました?」
宇野くんが不思議そうにあたしを見下ろす。
「へっ?あ、ううん!なんでもないよ」
あたしはブンブンと首を振る。
「そうですか。ならいいですけど…」
宇野くんは再び前を向き、席に座った。
あたしも隣に座る。
その時。
「――あら…海斗、乃愛さん?」
嘘。
この声って……
「アユミ」
宇野くんがスクッと立ち上がり、上田さんに歩み寄った。
とても幸せそうだ。