先輩
ついに先輩の決勝が始まった
もちろん私はゴールの近くで待っている
なんだかこっちまでドキドキする
先輩が自分のレーンに入り準備を終えると
いちについて よーい バンッ!
一斉に選手が走り出した
先輩は8人中5位
あと少し
あと少しでゴール
お願い・・・・1位になって
心の中の願いは通じることなく
先輩は結局6位
最後の最後で抜かれてしまった
ゴールした先輩の顔はどんよりとしていた
言葉をかけようにもかけれない・・・
「お疲れ様でした」
その言葉に返事も目を合わせることすらせず
先輩はトボトボと歩いていった
私はどうすることもできないまま
突っ立っていた
ポケットに手をやるとさっきもらったキーホルダーがあった
思い出しさっきの男の人の競技場へと足を運んだ
既に競技は始まっていた
どうやら男の人はベスト8に残っているようで
あたしが見たのが最後の投げだったらしく
すぐ競技場を出てきた
ニコニコ同じ学校の人と楽しそうに歩いていて
私に気づいたらしく
「あっ!幅跳びの子。見に来てくれたんだ」
「見に来たんですけど、すぐ終わっちゃったんです。結果はどうだったんですか?」
「1位だったよ」
彼は余裕そうな顔でニカッと笑った
「すごいですね!! あのお名前って何ですか?」
「あっ!ごめん何も知らないんだよね俺は吉田 真也ちなみに3年だ」
「えっ!3年生なんですか?」
「おぅ!あのさコレにメールしてもらっていい?」
渡されたのは小さな紙切れ
メアドが書かれたそれを渡しじゃあねと彼は走っていった
なんだか変な人
マイペースというか・・・・
まぁいっか
もちろん私はゴールの近くで待っている
なんだかこっちまでドキドキする
先輩が自分のレーンに入り準備を終えると
いちについて よーい バンッ!
一斉に選手が走り出した
先輩は8人中5位
あと少し
あと少しでゴール
お願い・・・・1位になって
心の中の願いは通じることなく
先輩は結局6位
最後の最後で抜かれてしまった
ゴールした先輩の顔はどんよりとしていた
言葉をかけようにもかけれない・・・
「お疲れ様でした」
その言葉に返事も目を合わせることすらせず
先輩はトボトボと歩いていった
私はどうすることもできないまま
突っ立っていた
ポケットに手をやるとさっきもらったキーホルダーがあった
思い出しさっきの男の人の競技場へと足を運んだ
既に競技は始まっていた
どうやら男の人はベスト8に残っているようで
あたしが見たのが最後の投げだったらしく
すぐ競技場を出てきた
ニコニコ同じ学校の人と楽しそうに歩いていて
私に気づいたらしく
「あっ!幅跳びの子。見に来てくれたんだ」
「見に来たんですけど、すぐ終わっちゃったんです。結果はどうだったんですか?」
「1位だったよ」
彼は余裕そうな顔でニカッと笑った
「すごいですね!! あのお名前って何ですか?」
「あっ!ごめん何も知らないんだよね俺は吉田 真也ちなみに3年だ」
「えっ!3年生なんですか?」
「おぅ!あのさコレにメールしてもらっていい?」
渡されたのは小さな紙切れ
メアドが書かれたそれを渡しじゃあねと彼は走っていった
なんだか変な人
マイペースというか・・・・
まぁいっか