月夜の天使
「加奈に暗示をかけた奴がいる」
「暗示?」
「魂に封印をかけた加奈の髪を操るなんて不可能だ。おそらく、加奈が何かを聞いたり見たりした時に、加奈が自らを襲うように暗示をかけたんだろう」
「一体誰が!?」
「まだ確信はないが・・・思い当たる事がある」
十夜はそれ以上何も言わない。
なにかを考え込んでいる。
「十夜、それと・・・さっきの、キ、キスっていうか、十夜の唇すごく熱くて、体の中になにかエネルギーみたいなものが入ってきた。あれは一体・・?」
十夜は加奈から体を離すと言った。
「加奈の体内に俺のエナジーを送り込んだ。暗示にかかった君には何かショックを与える必要があった。君を傷つけずに助けるにはあの方法しかなかった。」
十夜のエナジー。
あんな一瞬で、体が燃えるようだった。
なんて熱くて、なんておびただしい量のエナジーなの!
「あれはキスじゃない。忘れてくれていい」
横を向いてこっちを見ない十夜。
忘れろ、なんて無理だ。
十夜の熱い唇。
まだ、温もりが残っているのに。
瑞樹を愛してる。
でも、なぜなの?
私、嫌じゃなかった・・・。
十夜のエナジーがあまりに熱くて
このキスは、忘れられない。
「暗示?」
「魂に封印をかけた加奈の髪を操るなんて不可能だ。おそらく、加奈が何かを聞いたり見たりした時に、加奈が自らを襲うように暗示をかけたんだろう」
「一体誰が!?」
「まだ確信はないが・・・思い当たる事がある」
十夜はそれ以上何も言わない。
なにかを考え込んでいる。
「十夜、それと・・・さっきの、キ、キスっていうか、十夜の唇すごく熱くて、体の中になにかエネルギーみたいなものが入ってきた。あれは一体・・?」
十夜は加奈から体を離すと言った。
「加奈の体内に俺のエナジーを送り込んだ。暗示にかかった君には何かショックを与える必要があった。君を傷つけずに助けるにはあの方法しかなかった。」
十夜のエナジー。
あんな一瞬で、体が燃えるようだった。
なんて熱くて、なんておびただしい量のエナジーなの!
「あれはキスじゃない。忘れてくれていい」
横を向いてこっちを見ない十夜。
忘れろ、なんて無理だ。
十夜の熱い唇。
まだ、温もりが残っているのに。
瑞樹を愛してる。
でも、なぜなの?
私、嫌じゃなかった・・・。
十夜のエナジーがあまりに熱くて
このキスは、忘れられない。