月夜の天使
第6夜 月の再生
あれから、数日が過ぎていた。
十夜は相変わらず毎日送り迎えをしてくれる。
あの日、十夜のキスで私の体に入り込んできたのは、十夜のエナジーだけではなかった。
自分の気持ちに説明がつかない。
十夜、あなたのエナジーはあまりに熱かったから・・・。
「加奈、今日はこれから姉貴に会いにいかないか?」
「え?」
放課後、十夜がいつもどおり加奈を家に送ってくれている途中だった。
「姉貴がそろそろ加奈は能力をある程度コントロールできるかもしれないって言うんだ」
「でも、私なんにもできないよ。今までずっと十夜に助けられてる」
「加奈の能力は自分を護るためにはほとんど働かない。誰かを護りたい。そう強く願った時に信じられない能力を発揮するんだ」
誰かを護りたい・・・。
私にも、護ることができたら。
私ももっと強くなりたい!
「うん!十夜、いずみさんのとこに連れてって!」
十夜は相変わらず毎日送り迎えをしてくれる。
あの日、十夜のキスで私の体に入り込んできたのは、十夜のエナジーだけではなかった。
自分の気持ちに説明がつかない。
十夜、あなたのエナジーはあまりに熱かったから・・・。
「加奈、今日はこれから姉貴に会いにいかないか?」
「え?」
放課後、十夜がいつもどおり加奈を家に送ってくれている途中だった。
「姉貴がそろそろ加奈は能力をある程度コントロールできるかもしれないって言うんだ」
「でも、私なんにもできないよ。今までずっと十夜に助けられてる」
「加奈の能力は自分を護るためにはほとんど働かない。誰かを護りたい。そう強く願った時に信じられない能力を発揮するんだ」
誰かを護りたい・・・。
私にも、護ることができたら。
私ももっと強くなりたい!
「うん!十夜、いずみさんのとこに連れてって!」