男×女(だんじょ)
そんなにすごい人がこの学校にいるなんて・・・
まるで漫画の世界だよー
そんな事を考えていると、ホームルームが終わっていた。
「じゃあ、杏奈!また明日ねー」
とあすみはさっさと帰ってしまった
「私も帰ろ…。」
以外と疲れていたみたいでへとへとになっていた
早く帰って、明日に備えて寝よう!
と思いながら急いで家に帰った
「ただいまー」
「おかえり。杏奈!」
お母さんは夕飯の支度をしていた
「疲れたでしょう?お風呂入ってきなさい。もうすぐ夕飯できるから」
じゃあ、そうするか
私は30分程お湯に浸かった
お風呂を上がると、美味しそうな夕飯がテーブルの上に並んでいた
「わぁ。美味しそう」
お父さんは残業で遅くなるらしいし、弟の昂(こう)は友達の家に泊まるらしく今日は2人で夕食をとった
「そういえば、今日挨拶してた会長。すごく美人だったわねー」
蒼会長の事だろう
「だよね。あんな人が本当にいるなんて驚いたよ」
「お母さんの若い頃にそっくり!」
冗談でも言っちゃいけないだろう…(汗
「そ、そうなんだ。じゃあ、私もう寝るよ」
「今日、疲れたものね。おやすみ」
「うん。おやすみなさい」
私は高校生活への期待と不安を胸に眠りについた