春夏秋冬ー恋する彼女の気持ちー


夏。

情熱の夏。
誰もが恋をしたがる季節。

桐島を好きになるにつれて、あたしの気持ちも少しずつ素直になっていた。

そんなとき、親友に背中を押され告白を決意した。


ベタに放課後の体育館の裏。

7月のジメジメとした生ぬるい風が2人を包んだ。


「あたし、きりっ...」

「待って。俺に言わせて。」

「へ?」


桐島があたしの告白を遮った。


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