Summer memory
初めて聞かれた質問に、本気で戸惑う。
「あんた何考えてんの?」みたいなそんな冷たく責めるような意味じゃなく
本気で私を、知ろうとしてくれてるから。
東京にいたころ…
少し前までのことだから、すぐに、そして鮮明に思い出される
「…毎日、朝が来ると嫌になって、でも学校だから行かなくちゃいけないでしょ?暑いなぁとか思いながら自転車こいで…」
私の話してる間、駛君はうんうんと頷きながら聞いてくれる
「それから…」
こんな話聞いてて楽しいのだろうか?
「つまんない人生を…ただ適当に過ごしてた。」