ユニークな妖怪たち
雪の子は熱に弱し
「「海だーーーー!!!!」」
大きく両手足を開いて海を目の前に叫んだのは巻と鳥居。
「そんなことはどうでもいいんだよ!ボクは!ボクは!」
「リクオくん、及川さん大丈夫?」
「ああー。まあ、大丈夫…かな?」
それぞれ思い思いの言葉を上げている中一人、清継家の所有物の車から降りてこられない人(あやかし)が居た。
リクオはくるりと海に背を向けて車のドアを開けると冷たい冷気に体全体が包まれてボーとしてしまったがハッとして中に居る人に目を向ける。
「つらら、大丈夫?」
「リクオ様、ここは天国です!私、ここで生きて行きますわ!」
「ボクが困るから。というか、運転手さんがすでにオロオロしちゃってるし…」
「……」
「それに水着に着替えたら?少しでも熱いのは引くよ?」
つららはリクオの向こう側つまり、カナ達の水着姿を見てぼんやりと考えている。
「そうですね!では、着替えますからリクオ様は出て行ってください!」
「うん、分かった。早くしなよ?」
リクオがバタンッとドアを閉めるとつららはせっせと着替えた。
大きく両手足を開いて海を目の前に叫んだのは巻と鳥居。
「そんなことはどうでもいいんだよ!ボクは!ボクは!」
「リクオくん、及川さん大丈夫?」
「ああー。まあ、大丈夫…かな?」
それぞれ思い思いの言葉を上げている中一人、清継家の所有物の車から降りてこられない人(あやかし)が居た。
リクオはくるりと海に背を向けて車のドアを開けると冷たい冷気に体全体が包まれてボーとしてしまったがハッとして中に居る人に目を向ける。
「つらら、大丈夫?」
「リクオ様、ここは天国です!私、ここで生きて行きますわ!」
「ボクが困るから。というか、運転手さんがすでにオロオロしちゃってるし…」
「……」
「それに水着に着替えたら?少しでも熱いのは引くよ?」
つららはリクオの向こう側つまり、カナ達の水着姿を見てぼんやりと考えている。
「そうですね!では、着替えますからリクオ様は出て行ってください!」
「うん、分かった。早くしなよ?」
リクオがバタンッとドアを閉めるとつららはせっせと着替えた。