ユニークな妖怪たち
+。*^~^*。+
ー夜ー
『つらら、酒を入れてくれねぇか?部屋で待ってる』
そう。
今日のアレ(告白)聞いてしまってから私の半分の魂はすでに天まで上り詰めている。
そして留めの一撃がリクオ様の一言。
会いたくない人と…夜だから妖怪か!…お酒を一緒にするのは…ちょっと…。
ねぇ。
気まずい。
だけど!仕事は仕事なんだから!!
いざ、出陣!!
ーリクオ様の部屋…の前での戦いー
自分の手がリクオ様の部屋の襖を開けるのを拒否してます…。
どうやら、心だけではなく身も…拒否している様でして…。
「つらら?何してるんだ?」
部屋の中に居ると思っていたら後ろから声が掛かった。
振り向くと、枝垂れ桜の上でキセルを加えて足をブラブラしていた。
「り、リクオ様!そのォー」
「酒、持ってきてくれたんだな。ここ来るか?」
リクオ様の膝の上なんて畏ろしい。
「い、いえッ…いいです。お酒、ここに置いときますね」
「仕方ねぇな」