ユニークな妖怪たち
ごめんなさい、氷麗と……
昨日のことがまだ信じれない。
だが!
恋人同士にもなったのだからこれで堂々と手を繋いで登校できる!
ついでに男避けにもなる!
「つららー。行くよー」
「あ、はーい!!今、行きます!!」
一生懸命急いで早くきてくれるのはうれしいが…が!!!!
転びそうになるのでとても不安。
ほら、現に。
「うきゃ!」
「大丈夫?つらら」
「あ、はい。ありがとうございます」
スッとつららの手を握った。
「え…?リクオ…さ…ま…?」
「忘れたなんて言わせないよ?ボクたち、恋人なんだから」
「夢じゃなかったのですね……ふふ」
「どうしたの?(ついに壊れたか?)」
「幸せな夢だったのかもって思ってたんです」
「現実だよ、よろしくね?つらら」
「よろしくお願いします!リクオ様っ!」
つららが握った手を握り返してきてボクとつららは顔を見合わせて学校に向かった。
後ろでは青が気まずそうにしていたが、せっかくイチャつく時間が少ないので
そんなことお構い無にイチャついていた。