俺達にはオーナーがいる
そうでいい。

そうあって欲しいと

願わずにはいられない。
唯さんを思いつつ、ゆがんだ心


「来月には出て行くよ。」

「そう。」


背を向けて部屋から出ようとする唯を引き止めた。


「あっ…」

「何?」

「もう。会う事…ないんだよね?」


そんな事ない。
そうだとしても何か違う優しい言葉が欲しい。

お願い





唯は優しく微笑んで







「そうだね。」





と出て行った。


私の何がダメだったのか今もわからないまま…
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