俺達にはオーナーがいる
俺の方が大人なはずなのに。
「おはよう。よく寝られた?」
しっかり冷静を保って返事をした。
「…やっぱりクマできてる?
寝付けなくって…。」
そう言って大欠伸する立に、
色気が漂っているみたいで…。
「はぁ。」
俺…彩の後は
立に嫉妬するのか?
そのうち…冴えにも??
それはないなと思うと、自然に笑っていた。
「どうしたの?
溜息ついたと思ったら、
いきなり笑い出すし!!
どっかおかしいの??」
おかしいと言うなら
この感情だ。
「早く顔を洗って来い。
不細工だよ??」
「マジ??」
立は急いで洗面所に走って行った。