俺達にはオーナーがいる

立の意地

「…冴…遅くない?」


もうすぐ6時になるのに。
オレの言葉に連くんは


「…そうだな、遅いなぁ~。」


そう言って携帯を鳴らしている。

冴の様子がここ最近おかしいのも
気付いていた。

唯さん絡みだろうから…
と言うか、唯さん絡み以外で悩む必要がない生活だけど。


「…出ない。何してんだろ?」


妹分なので、結局みんなで心配するんだ。


あいつはわかっているのか。
自覚はあるのだろうか?


自分が女であることを。

そして、並外れて可愛い事を。


『不細工』とかたま言うけど、
まず、あの唯さんが
短にブスを置くはずが無い。


なんて、心配していると
いい香りが…


「夕飯なに??」

「ロールキャベツ」


ぎゅーん

俺のお腹がなる。
連くんのロールキャベツ

超うまいんだよ!!


が、しかし…
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