俺達にはオーナーがいる
「冴…ほっとくの?」


張本人と思われる冴は
自由気ままにほっつき歩いてるし!!

もう7時半だし。


「先に食べてようか。」

「…うん。」


連くんの言葉にそう返事をした。

いつも暗くなる前に帰ってくるのに。
『今日ロールキャベツ。早く帰って来い。』
そうメールをいれて食べ始めた。


「いくら日が長いって言っても、これは遅すぎる。
連絡もしないで!!」

流石の連くんも、冴のこの行動にイライラし始めた。
何度も携帯を鳴らしているが、何の返答も無く…


「もしかして…誘拐とか?」

思わず口にした言葉に青ざめた。


「唯さんに…メールしておく。」

「ダメだよ!
もどって来たら、帰って来た唯さんにめちゃくちゃ怒られるの冴だよ?!
まだ…もう少し待とうよ!!」


外泊なんて、学校行事以外ほとんど許されないのに。

しかも、唯さんのいない日に、連絡もなしでこんな時間とか…




マジあり得ない!!




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