俺達にはオーナーがいる
選択

外泊

冴の外泊は2日間に渡っている。


唯は一切連絡をしていないが、
立も連も冴にメールしたり
携帯を鳴らしているが、
決まって返信は

『心配しないで下さい。』

そう、連に返すだけ。


立は心配して唯に

『冴まだ帰ってこないよ?
返信も無いし、探しに出なくていいの?』

そうメールすると

『立は何もしなくていい。』

そう返事が帰って来て…何もできない状況に追い込まれていた。


「立は心配し過ぎだよ。」


連は苦笑しつつそう声をかける。
もちろん、心配していないわけでは無いが、帰ってくる時は帰るだろうそう思った。


「何でそんなに冷静でいられんの?
……冴、女だよ?」

「…じゃ、言うけど、お前誰の為にここに居るんだよ。」


連のその言葉に、言葉を失った。


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