俺達にはオーナーがいる
「この後、ホテル泊まりますか?

それとも、3次会行きますか?」


マネージャーの元木が聞いてくる。

近くには、晴人と数人の女性。


「ホテルで飲み直しましょうよ!」

「朝までゆっくり。」


なんて、唯や晴人に腕を絡める。
マネージャーも、いつもの事なので
軽く受け流している。


「考えとく。」


唯がマネージャーにそう告げると
「解った。決めたら教えて。」
と、その場から去る。


多少のスキャンダルは合っていい。


寛大な事務所だ。



「…家出ってした事ある?」

「えー??ないよ!!」


唯の問いかけに、女性達は笑って答えた。


「じゃあさあ、考え事とか悩みごととかあったらどうする?」

「えー?友達のトコかなぁ?」

「友達いなかったら??」

「えー?そんなこいないよ!!」

「ってそれ、Yuiの女?!」

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