俺達にはオーナーがいる
「…何、部屋もどれって?」

一気に唯の機嫌が悪くなった事がわかる。

「別にそういうつもりじゃないんだよ?!ただ…」

「ただ?」

「…疲れてないのかなぁって。…最近ずっと急がしそうだったし、昨日だって遅かったんでしょ?」

「ヘェ〜心配してくれてんだ?」

唯は嬉しそうに立の布団の中に入った。
もぞもぞと立の腰あたりを触りだす。

「ゆ…唯さん?」

「…さん?」

唯はイラっとして立を睨む

「…唯…」

「何」

「…その触り方…勃っちゃう。」

と、気持ち良くてなってトロンとした顔で立が言うと、ビクッとする立を見て笑を堪えながら、唯は意地悪く口角を上げて答えた

「勃たせてんだよ!」





< 13 / 158 >

この作品をシェア

pagetop