俺達にはオーナーがいる
が、そのまま冴はスースーと寝息を立て始める。

イラっとして、思いっきり頬をつねるが…顔をしかめて寝返りを打った。



「くそガキ。」



唯はそう言って立ちあがり部屋の電気を消して出て行った。





トントン

立の部屋がノックされ、立はドアの方を見ると唯が入って来た。


「立…。」

「…唯さ…ん…。」


ベッドの横に立っていた立を見ながら、唯はベッドの上に乗っかる。


「…立。」

「…はい…。」

「…疲れた。」

「お…疲れ様でした。」


立がそう言うと、唯は立の手首を掴みただ見つめた。

その沈黙に耐えきれずに立は笑って見たけど無反応。


「…立。」

「はい。」

「癒して?」


そうベッドに引きづり込まれた。
組み引かれ唇も覆われる…。


「唯さ…さ…冴は…。」

「…立?…今は冴の事は忘れろ。」
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