俺達にはオーナーがいる

「全く…幼いね…。」


連は立の肩に手を置いて、苦笑いを浮かべた。

冴の行動も立の行動も…
唯さんをイライラさせ過ぎ。

もう少し考えろよ。



そんな気持ちで肩に手を置いた。



「俺はお前らみたく、ストレートに突っ走られない。」



連は立に笑顔を向けるとそのまま唯と冴の所に向かって歩く。



「ごめんなさい~!!」


泣きべその冴が唯に抱きついて離れようとしない。
唯はがっちりホールドされて動きにくそうに



「冴…汚ない。離れろ!!動けないだろ。」



鼻水まで出してる冴の顔は本当に汚なくて、唯は冴の頭を身体から剥がそうとした。
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