俺達にはオーナーがいる
「…目覚めも…いいみたいだし。」


連は眼を泳がせながら言うと、その合間に冴のボディーチェックをする。冴は放心状態なのか、立にされるがまま。


「…そうだな…。」


唯はその立の行動を目で追う。
立は手を止めて、唯を見る。


「って事は、30分も冴と添い寝?」


「はぁ?」


何を言ってるんだこいつは!!
そんな雰囲気を醸し出している唯に


「だって、30分も前に起こしに行ったのに、見に来てみたら"唯さんに抱かれてベッドに寝てたら…そういう事でしょ?!」


と、立が言うと


「まさか!!」


と鼻で笑う連。


「だって、良く寝れたんでしょ?」


立は唯を見る。唯は立と目が合い…


「うん。」


「ほらぁ~!」


「…人と一緒に寝られない唯さんが…添い寝で爆睡…。」


連が放心状態に。


「冴!!何があった?!」


まだ放心状態の冴を揺さぶる立を見て広角を上げる唯。


「…寝起きの悪い…唯さんが…。」

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