俺達にはオーナーがいる
「冴??大丈夫??…本当にケガ無い??」


立は冴の身体をペタペタと触る。唯はその立と冴をジッと見ている。連は放心状態のままブツブツとしゃべり出す。


「…唯さんが…怒鳴らないし…。」


「…ええっ?連くん?」


連の良く聞きとれないくらいの声。


「物も壊してない…。」


「連くん?!」


「…唯さんが…。」


「2人が壊れた!!」


立の動きが止まると、思わず吹き出す唯。


「………」


「お前ら面白すぎ!!」


と、笑ながら唯はベッドから起き上がり、冴の肩に唯が手を置くと"ビクン"と身体を動かし冴は立と目が合う。


「…大丈夫?」


立の声に、無言で大きく頷く冴。
更に「おい!」と連に声をかけると「はっ」と我に返る連。









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