俺達にはオーナーがいる


「あっ、冴、大丈夫か?痛いところは?」


連は冴の肩に手を置き、変わった事が無いか冴の身体を上から下まで何度も見返す。


「連くん…大丈夫だよ?」


連の行動が余にも不自然過ぎて、引いてしまう冴。そんな時に何かを思い出したかのように大きな声を出す立。


「うわぁっ!…冴、唯さんの寝顔見た??」


「はぁ?」


唯が声を出すと、物凄く真剣な眼差しで冴を見ると…小さく頷く。


「あ"~!うらやますぎる!!」


とダダをこねる立を見て


「うるさい!出てけ。」


そう、唯が一括すると連が2人の背中を押して唯の寝室を後にする。

階段を降りてリビングのソファーに冴を座らせその隣に立が座る。その横にれんがたって…


「目の前で寝顔見たんだろ?」


「マジ?」


「う…うん。…立くん顔近い!」


「冴は凄いよ。これからは冴が起こし係ね。」


「じゃ、今度唯さんの寝顔写メ撮って!俺らじゃ命がいくつあっても足りないし!」


「わ…私だって!ドキドキし過ぎて心臓おかしくなちゃうよ!緊張し過ぎて自分じゃ無いくらいだったんだから!」


と冴は立にしがみつくつく。


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