俺達にはオーナーがいる
ガチャガチャと続けている立の肩を掴み後ろに引いてドアから離す。
「冴、出ろ。早く支度して飯食え!」
連の一括で冴はすんなり出て来る。冴えの顔が何時もと違うと感じて何かあったのだと悟っテーブルに気を使い
「カギは反則だよ?!」
と言って、冴の頭手を置いて洗面所に入れ替わって入る。
朝食
テーブルに4人そろって座る。
キッチンを背にして座る連と冴。連が唯の席でその隣(冴の前)が立の席になっている。
「今日はゆっくり出来るの?」
「…ん~。…今日・明日はOFFだから。」
立が唯に聞くとすんなり答える。軽く流す様な言いぶりに3人は聞き流しそうになるが、しっかりつっこむ。
「え~!軽く流そうとしたでしょ!」
「立だって軽く聞いただろ!」
「じゃぁ、一日家にいるの?」
期待の眼差しが痛いくらいに唯に伝わり苦笑しながら
「…学校行けよ?」
意地悪そうに言う。
「いいじゃん。たまにはかまってよ!」
いじける様にワガママを言ってみる立を突っ突きながら言う。
「かまってるだろ?」
「やっ!くすぐったいから止めて!!」
体を逸らしながら笑って嫌がる立。冷静に連が、
「立は赤点採ってるしな!」
「冷静なツッコミありがとう。」