俺達にはオーナーがいる


地下まで降りてバケツを取って来た冴は
中庭にでバケツに水を張る。


「立くん。手伝う!」

「うん。そっち側持って!!」


先に人数分用意したイスのそばにテーブルを移動する。

そこに、晴人と彩が降りて来る。


「こちらに掛けてください。」


立はイスを引いて着席を促す。
冴は、晴人と彩に近寄り


「花火預かります!」


荷物を預かり、すぐに始められるように準備をする。


「飲み物冷やして!!」


唯が料理を運んで来ながら言うと


「じゃ私が!」

「いい。」


彩が動こうとすると、即答で断り立に目で指図する。


「はい。」


立はすぐに、手元のビールを数本冷凍庫に入れ、残りを冷蔵庫にいれる。


「私は氷取って来るね!」


冴は走って2階に行くと、連は
"見ていたのか?"
と言うくらいのタイミングで
氷を用意していた。


「ナイスタイミングだよ!」

「冴がね!あとこの小皿とグラスで終わりだったから。」


2人は階段を降りてみんなのもとへ…



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