俺達にはオーナーがいる

夜の訪問 [連]

"トントン"

軽くドアをノックする音に気付き、連は眠そうに目を開けるとドアが静かに空く。

「…あっ…起こした?」

「…えっ?!何で…唯さん??」

連は唯の姿が目に入り、ビックリして上半身を起こし、ベッドサイドの電気をつけた。

「いいよ、そのままで。」

そう言う唯は、ドアを閉めて部屋に入った。

「彩の所に行くって言ってたのに…」

「…何、帰って来ない方が良かった?」

唯は意地悪く言いながら、連のベッドに座る。

「帰って来てくれて嬉しいに決まってるじゃないですか!…でも何でこんな時間に…。」

「連が2人のお守りで大変だろうなって思って。」

「…まぁ、否定はしませんけど。」


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