俺達にはオーナーがいる


「冴!お酒だよそれ!!」


立は冴のグラスを奪い取り、
違うグラスにジュースをついで渡す。


「乾杯はいいって言ってたもん!!」

「乾杯は一口でいいだろ?すぐ酔っ払うんだから!」


お酒の入ったグラスを取り戻そうと、
立と冴の言い合いが始まる。
そのやり取りに晴人も参戦。


「いいじゃん今日くらい酔っ払ったって!」

「…冴、めんどくさいんです。」

「そうだな、そろそろやめとけ。」


唯の一言で終わる。


「花火…して来る。」


いじけた様に言う冴は、1人で中庭に出る。

外に出た冴は、ふとみんなの事を見て悲しくなって来る。


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今日は初めての事ばかりで
辛かったり悲しかったり
嬉しかったりさみしかったり…

愛しいよ…恋しいよ…切ないよ…
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