俺達にはオーナーがいる
「冴何やってんの?」
唯は冴の奇妙な行動行動が目に映る。
それに反応して立はドアを開け、
「何やってんの?」
「こうやって色んなところに仕掛けて
火付けたらキレイかなって!」
「じゃ、俺もやる!!」
立も冴と同じ行動に出る。
室内ではそんな2人の奇妙な行動を見ている。
「あの2人仲良いんだね?」
「本当、楽しそう!」
晴人の問いかけに、彩が追い討ちを掛け
唯は返事もせずに2人を見つめながらグラスを空ける。
「基本みんな仲いいですよ?
家族みたいな感じで。特にあの2人は
実の兄妹の様ですよ!ケンカもすごいし。」
連は、唯が今日話してくれた気持ちを察して
フォローをいれた。
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唯をまた悩ませたくない。
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その一心しかない連。
すると2人は窓を
"ドンドン"
と叩き、口パクで
『見てて』
と言ってから次々と花火に火を付けた
「キレイ。」
「あの2人なかなかやるじゃん!」
「冴。みんなが見てるよ!」
「本当だ!唯さんも笑ってる!」