俺達にはオーナーがいる

でも、数秒後には消えた。
外の2人の表情を見て爆笑する唯と晴人。


「あの2人基本馬鹿ですから!
先の事想像してないって言うか。」


そう言って笑いながら外の出ると
晴人も一緒に出る。


「本当馬鹿だな!」

「連くん笑い過ぎだよ!」

「でも、キレイだったでしょ?」


連も晴人も冴の言葉に笑いながら頷く。


「こっちにビールもって来ます?」


立が言うと「あぁ。」と返事と同時に動く。


「花火…学生以来だ」

「卒業後すぐにデビューしたから仕方ないですよ!」


連は火の付いた花火を冴に渡す。
渡された花火を持って少し離れる冴は


「それじゃ、あまり遊べる時間も無いんじゃ?」

「そうそう!彼女も中々作れないんだ!」


離れた冴を後ろから抱きしめる晴人。
"ビクン"
また硬直する冴に、ビールを持って帰って来た立が


「固まり過ぎだろ!いくらTVの中の人だって
もう目の前に2時間以上いるんだから!
冴も飲むだろジュース!」


とツッコミを入れ、ジュースを差し出す。










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