俺達にはオーナーがいる
抱きしめられた体制から脱出してジュースを手に取る。
「はい。ビール!」
「…アユムそっくりだ…」
立が差し出したビールを手に取りながら晴人が言うと
照れてるような…悲しいような…
何だか複雑な顔をして立と連が笑った。
"それって誰?"
冴は疑問に思ったけど、
2人の複雑そうな笑顔を見た後なにで
聞くにくけなかった。
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聞きたい。すごく聞きたい!!
でも…もしかすると
知ったら傷つくかもしれないし、
私もその人の名前を聞いて
そんな複雑な表情をしたく無い。
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これが冴の本音でのある。
「もしかして…2人って付き合ってるんですか?」
話を逸らそうと冴は晴人に聞く。
連と立は興味深々!!
「付き合ってないよ?アユム死んだし!
…知らないの?」
「……」
絶句の冴。
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亡くなってる人の事だから
複雑な表情をしてたんだ…
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