俺達にはオーナーがいる


抱きしめられた体制から脱出してジュースを手に取る。


「はい。ビール!」

「…アユムそっくりだ…」


立が差し出したビールを手に取りながら晴人が言うと
照れてるような…悲しいような…
何だか複雑な顔をして立と連が笑った。


"それって誰?"


冴は疑問に思ったけど、
2人の複雑そうな笑顔を見た後なにで
聞くにくけなかった。


ーーーーーーーーーーーーーー
聞きたい。すごく聞きたい!!
でも…もしかすると
知ったら傷つくかもしれないし、
私もその人の名前を聞いて
そんな複雑な表情をしたく無い。
ーーーーーーーーーーーーーー


これが冴の本音でのある。


「もしかして…2人って付き合ってるんですか?」


話を逸らそうと冴は晴人に聞く。
連と立は興味深々!!


「付き合ってないよ?アユム死んだし!
…知らないの?」

「……」


絶句の冴。


ーーーーーーーーーー
亡くなってる人の事だから
複雑な表情をしてたんだ…
ーーーーーーーーーーー
< 74 / 158 >

この作品をシェア

pagetop