俺達にはオーナーがいる

続く夜


花火パーティーは終わり片付けをして解散!!

お風呂から上がった冴は、部屋に帰る立に会う。


「終わったの?」

「うん…冴が上に上がってスグにね。」


立の返答に寂しさを抱く冴に気づき


「またやればいいだろ?」


と、冴の頭をクシャクシャっと
荒々しく撫で、ギュッと抱き締める
と冴に笑顔が戻る。
いつもの立の態度に安心したのだ。


「早く掃除しろよ!床ビショビショだったよ?」

「あ。」

「…忘れてたんでしょ?
唯さんに怒られるよ?」


すかさず冴は子犬の様に瞳をウルウルさせるが
立には通用せず。
冴の瞳に手を当てて立が言う


「手伝わないよ?俺風呂入るし。」

「意地悪!」


立の手を振り払い、立に顔を近づけて言った。
立も負けじと更に近づけて…睨み合い。


「おい。」



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