俺達にはオーナーがいる
意地
彩の意地
私と晴人の泊まる部屋には唯さんは戻らなかった。
ココの生活の方が
私の居る横浜よりいいと
言う事なんだと感じる。
前々からわかっていた事なのに
それでも今日はここに来て欲しかった。
「晴人…。」
背中を向けて寝る晴人の背中にピッタリくっつく。
「何…足りないの?」
この人…本当にSEXの事しか考えていない…。
私も…
この人と同じだ。
唯さんに…抱かれたい。
「唯じゃなくて我慢して?」
「晴人がいい。」
この人は気づいている。
私が求めるものを…
そして私も知っている。
彼が求めるものを…