俺達にはオーナーがいる
この人
これでも人気バンドのヴォーカル。
そして…
SEX依存症。
私の他にもたくさん女がいるし…
きっと、一夜の関係もたくさんあるんだ。
よく体力持つよ…
呆れてくる…
私の体のよこに
肘をついて横たわる晴人が
私の髪を撫でながら言う。
「満足した?」
毎回聞く決まり文句。
終わった後は、
その言葉すら愛おしくもある。
「うん。…ありがとう。」
「それにしても、本当にいい体してるな。」
「珍しい。褒めるなんて。」
「感度いいし。」
「それは晴人のテクでしょ?」
「お前が褒める方が珍しいよ。」
私たちは外が明るくなるまで、お互いに快楽を与え続けた。